学校日記

チーム宮和田2学期始業式 4

公開日
2023/10/10
更新日
2023/10/10

学校

 最後に私(校長)から、二学期の式辞を述べさせていただきました。2学期の重点は「自分から」です。以下、式辞の内容です。

 二学期式辞

 おはようございます。チーム宮和田の仲間たちと先生方が、一堂に会しての始業式は4年ぶりです。同じ空気を吸いながら、同じ時間を過ごせること、とてもうれしくいもいます。
 今、チーム宮和田の代表として2人が1学期をふり返り、2学期にがんばりたいことをお話してくれました。実現できるよう応援しています。
 先週、令和5年度チーム宮和田の93日にわたる1学期が先週終わりました。そして,今日10日から2学期です。仲間たちにとってはどのような1学期になったでしょうか?1年生は初めての小学校生活でした。どうでしたか?2年生から6年生までは、昨年度までの自分より成長できましたか?
 さて、入学式、1学期の始業式、夏休み明けの校長先生のお話、どんなお話をしたか覚えていますか?43年目の伝統ある宮和田小の仲間たちですから、きっと覚えているでしょう。入学式、1学期の始業式には「意地:粘り強く、プライド:誇り高く、仲間意識:みんな仲良く」というお話をしました。チーム宮和田で生活するための重要な3つのキーワードです。そして、夏休み明けは「ピンチはチャンス」のお話をしました。常に前向きに考えることの大切さのお話でした。皆さん、自分自身の生活に生かすことができたでしょうか?
 今日から始まる2学期、今回は「自分から」というお話をします。みなさんは、「自分から」進んで行動することができていますか?「自分から」行動することで、夢や目標が達成できます。そのお話を二つします。
 一つ目は、今フランスで行われているワールドカップラグビーでスタンドオフを務める選手のお話です。この選手は、4年前の前回、期待されながら一回も最初から試合に出ることはなく、出場してもわずかな時間、キックを任されても決めることができませんでした。しかし、4年後の今大会、最初から試合に出場し、そして20回のキックのチャンスのうち、19回ものキックを成功させました。大活躍ですね。この4年間で彼には何があったのか調べました。すると、彼はチームメイトが練習を終えた後、「自分から」進んで居残り練習を毎回続けていたのです。何千回、何万回と「自分から」進んでキックの練習をしてきたのです。「やらされている」練習ではなく、「自分から」進んで取り組んだ結果が、今大会での素晴らしい活躍につながったのです。
 二つ目は、ある中学校の女子剣道部のお話です。もう10年以上前ですが、校長先生が中学校で剣道部顧問を務めていた頃のお話です。その学校は、新潟県のとある中学校です。その中学校は当時、何回も日本一になったとても強い中学校です。練習試合や大会で同じ会場にいることが多かったので、生徒達の剣道をする姿はもちろん、剣道以外の姿も目に入りました。校長先生がその中学校の生徒達が素晴らしい思ったのは、剣道の強さはもちろんですが、剣道以外のところでした。何事も「自分から」進んで行っている姿がそこにはありました。あいさつはもちろん、会場や昼食の準備・後片付け、先生が重い荷物を持っていると「持ちます!」と大きな声で持ってくれました。玄関やトイレの履物が乱れていると、進んで整頓していました。聞くと、学校でも常にリーダーシップを発揮し、他の生徒達の模範となっているとのことでした。「自分から」進んで行動することで、剣道でのチャンスを「自分から」進んで見つけて勝ちにつなげることができていたのです。強さの秘訣でした。校長先生が教えていた子供たちにも、何事も「自分から」進んで行う大切さ伝ると、普段の生活はもちろん、勝負所で力を発揮することができるようになってきました。「自分から」進んで行動することで、夢や目標が達成できること、なりたい自分になれることを目の前の子供たちから校長先生は学びました。
 チーム宮和田の仲間たちにも夢や目標があると思います。その夢や目標を立てるだけでなく、実現するために努力することが大切です。そのためにチーム宮和田で「意地:粘り強く、プライド:誇り高く、仲間意識:みんな仲良く」しながら、2学期は「自分から」進んで…を心がけていってほしいと思っています。まずは、あいさつからはじめてみましょう。
 さあ、今日から始まる2学期、チーム宮和田の仲間たちと先生方でしっかり精進し、なりたい自分に、そして素晴らしいチーム宮和田にしていきましょう!
 以上で、2学期はじめの校長先生のお話を終わりにします。

  令和五年十月十日
   取手市立宮和田小学校長 鈴木 邦弘