今日【9月19日】は「苗字の日」です
- 公開日
- 2023/09/19
- 更新日
- 2023/09/19
学校
今日は「苗字の日」とのことです。調べてみました。
1870年(明治3年)のこの日、戸籍整理のため、「平民苗字許可令」という太政官布告により平民も苗字を名乗ることが許されたとのことです。それまでは苗字を名乗ることができたのは、貴族と武士の特権でした。しかし、許可令が出されても読み書きが不得手の人が多かったため、また、当時の国民は明治新政府を信用していない人が多く、「苗字を付けたらそれだけ税金を課せられるのではないか?」と警戒して、なかなか広まらなかったのだそうです。そこで、1875年(明治8年)2月13日、「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と苗字を名乗ることを義務づける「平民苗字必称義務令」という太政官布告が出されたのだそうです。これに由来して、2月13日は「苗字制定記念日」となっているとのことです。「苗字」は「名字」とも書き、意味は同じになります。戦後の1946年(昭和21年)に発表された当用漢字表に「苗」の漢字の読み方として「みょう」が加えられなかったため、現在では「名字」を使用するのが一般的になっているとのことです。2023年(令和5年)3月時点で、日本において最も人数の多い苗字は「佐藤」で、約184万人となっている。続いて2位は「鈴木」で約178万人、3位は「高橋」で約139万人、4位は「田中」で約132万人、5位は「伊藤」で約106万人となっているそうです。
歴史的な背景もありますね。勉強になりました。