ふりこの動き
【概要】
1回目)班ごとに分かれて「おもりの重さ」を20gと40gの場合でふりこの動きはどうなるかを予測し検証のための実験を実施。実験結果は、エクセルシートに記載して平均を計算し、発表ノートを利用して班ごとに比較する。
2回目)「ふりこの長さ」を変えた場合、「長いふりこ」と「短いふりこ」では、動きがどう違うかを予測し、検証のための実験を実施。実験結果は、エクセルシートに記載して計算し、発表ノートを利用して班ごとに比較する。
【実施日】
令和5年9月6日,9月11日
【学校・学年・科目】
六郷小学校・5年・理科
【目標】
「おもりの重さ」、「ふりこの長さ」、「ふりこのふれ幅」を変更した場合の動きを予測したり、条件を変えながら実験をし、班ごとの結果を比較して考えることを通して「ふりこの動き」を理解する。
【授業の流れ】
<1日目>班ごとに「おもりの重さとふりこの動き」について学習
1) ふりこを動かす時は、機器と水平に動かし、角度を確認するためには角度の計測板に対してどこに立って確認すべきか、ストップウォッチの誤差について等、正しい数値を導き出すための注意点を確認しながら実験を実施。
2) 計測結果は、あらかじめ作成しておいたエクセルで作成した表を各班に配布し、入力する。
3) 入力した3回分の計測結果は、それぞれエクセルで自動計算され小数点1位にまるめられるので、結果を発表ノートにまとめる。
4) 班ごとに発表をし、質問や感想などを共有した後、学習のまとめをワークシートに記載する。
<2日目>班ごとに「ふりこの長さとふりこの動き」について学習
1) 実験結果に対しての予測をたて、メンチメーター(WEBアプリ)を利用して「長いとき」「短いとき」「変わらない」どの意見が多いかを投票して予測を可視化する。
2) 天井から吊るした手作りの大きな「ふりこの長さ」の実験装置を使用して長さの実験を実施。
3) 班ごとの実験と計測、発表を前回同様に実施する。
4) 学習のまとめを発表ワークシートに記載する
【成果と課題】
予測は、メンチメーター、発表は、発表ノート、計測結果は、エクセルの自動計算で平均値を出したり小数点以下の数字をまるめさせる等、ICTを効果的に活用しながら、実験では、昔ながらの器材を活用して、正しい数値を出すための計測方法を「立つ場所」「視点」「ストップウォッチの動作の誤差について」等、体を動かして初めて分かる実験のポイントを丁寧に学習していました。
今後は、「ふりこのふれ幅」について学習予定です。
《利用環境》
端 末:学習者用タブレットPC、指導者用タブレットPC
アプリ:エクセル、発表ノート、メンチメーター
機 材:大型テレビ
教 材: