学校日記

ひとり言

公開日
2025/03/24
更新日
2025/03/24

校長室より


 令和6年度最終日。

【校長ではなく、一教師としての思い・願い】

~編みかけのセーター~

 学級をつくる 子供たちを育てる


 それは一目一目心をこめて  セーターを編むようなものだ


 不安の春・・・『子供たち』が見えた夏・・・


 共に頑張って 一つ一つの時間に


 全力で向かう秋・・・そして冬・・・


 ようやく子供たちと担任をあたたかくつつむセーターがしあがってくる


 しかし・・・皮肉なことに  あたたかなセーターに


 身をつつむ時間は あまりにも短く


 別れの春がやってくる  いや、巣立ちの春というべきか


 素敵に育った子供たちにもうセーターはいらない


 けれど、一心に編んだセーターは


 いつまでも子供たちの心に そのあたたかさを残すにちがいない


 今年もまた編みかけのセーターが  僕の目の前にある


※【心の中の本当のひとり言】

 

 懐かしいな。担任していた頃。卒業学年の担任じゃなくても、最終日は『涙』が出たっけ。子供たちも。まさしく【ひたむき】だったな。高井小の先生方にも、これからも『熱い気持ち』で担任してほしいなって思う。特に、小学校は担任の存在は大きいね。なぜなら、一日中、子供たちと一緒に居るから。

 『うまくやろう』とか、『何事もないように・・』なんて、気持ちはいらない。そんなことよりも大切なのは、『熱量』だよ。言い換えれば、『子供たちをどれだけ愛せるか』。見返りを期待しない純粋な『愛情』。そんな『本気』で『一途』な思いが子供たちや保護者の皆様に伝わるんじゃないかな。そう思う。

 どうせ教師の仕事をするのなら・・・。『がむしゃら』にやってみるといいね。これからもみんなの力で、高井小学校をもっともっと素敵な学校にしていこう!