ひとり言
- 公開日
- 2024/08/06
- 更新日
- 2024/08/06
校長室より
☆コップ半分の水☆
題名の『コップ半分の水』。ちょっと想像してみてください。今、真夏の太陽がギラギラ照りつける運動場で1,000mの距離を走り切ったとします。着ているシャツは汗でびっしょり、暑さで意識はもうろうとしています。もちろん、のどはカラカラです。
そんなみなさんの目の前に、一つのコップが差し出されました。そのコップの中には、半分だけの水が入っています。こんな状況に出くわした時、みなさんは次の二つのうち、どちらのように考えるでしょうか。
一つは、『のどがカラカラなのに、これだけでは飲んだ気がしない!』と思うか、もう一つは『のどがカラカラなので、水がもらえるだけでありがたい!』と思うか。
どうでしょう?
同じ状況に置かれても、考え方や感じ方は様々です。私はどちらがよくて、どちらが悪いということを言いたいのではありません。ただ、物事をどのように感じ、考えるかということはとても大切なことだと思います。
たとえば、いいクラスをつくるために、一生懸命頑張っている担任の先生の中には、『こんなに頑張っているのに、全然クラスの様子がよくならない。』と思っている先生がいるかもしれません。そんな時、『もう、頑張るのはやめてしまおう。』と、思うこともできますが『クラスなんてすぐによくなるものではない。もうひと踏ん張りしてみよう。』と考えることもできます。
子供たちも、ちょとした考え方や見方の違いで、自らの気持ちを高揚させることができるし、逆に自分を追い込んでしまうこともあるのだと思います。
どのような状況に立たされても前向きな発想や姿勢、そして周囲への感謝の気持ちを大切にして、ぜひ、いろいろなことにチャレンジしてほしいと願っています。
私自身も、今後もいろいろなことにチャレンジしていきます!