【実施日】
令和4年5月〜令和5年2月
【学校・学年・科目】
戸頭中学校・3年生・技術 家庭科
【目標】
グループで役割分担をし、設定した課題を解決するための自動運転バスのモデルを製作することができる。
【授業の流れ】
※1年間を通して自動運転バスのモデル製作に取り組んだ。
(1) 目標を確認する
(2) ドライバーを支援する最新システム「先進安全自動車(ASV)」など自動運転について学ぶ
(3) TECH未来を使用して、計測・制御についての学習を行う
・前方に障害物を検知して自動停止する電気自動車を作る(MakeCode for micro:bitによるプログラミング)
・リモコン(Bluetoothで接続したもう一つのmicro:bit)で手動発進・停止
・信号機(micro:bitで信号を制御)からの通信を受けて、電気自動車が発進停止
(3) 茨城県境町 自動運転バスの運営をしている社長さんによるオンライン講演を行う
(4) 取手市(ことバス)の課題と自動運転バスによる課題解決方法を考える
・各自が取手市の課題と解決方法をワークシートにまとめる
・各自が作成したワークシートを班に持ち寄り共有する。また、班として取り組む課題と解決方法を決定する
(7) 班ごとに、取手市の課題を自動運転バスで解決する方法を確認し、それをTECH未来を使ってモデル作成する
・各班(3〜4名)で「自動運転バス(プログラミング)」「信号機(プログラミング)」「車体設計・製作」「資料制作」の役割を分担し製作に取り組む
⇒「自動運転バス」… 信号機との通信プログラムなどを実装する
⇒「信号機」……3色LEDならびに、micro:bit本体のマトリックスLEDを制御するプログラムを製作する
⇒「車体製作」…モーターを使用して乗客を乗せる仕組みなど搭載する
⇒「資料制作」…それらの内容を資料の中に落とし込む。グループの進行状況を確認する。必要に応じて動作状況を動画で撮影する。現在の技術では実現が難しくても、将来的に開発できたらいいなと思うものを提案する
・「車体」「車体制御プログラム」「信号機プログラム」を連携させて動作させる。
(8) 各班プレゼン(発表)を行う
・それぞれの発表について「機能」「安全性」「デザイン」「経済性」「創造性」の5つの視点から自己評価と他者評価を行う。
【成果と課題】
・グループで役割分担をすることでそれぞれの責任をもって活動に取り組むことができた。
・それぞれのオリジナリティが弱い部分が課題として残った。
《利用環境》
端 末:学習者用タブレットPC、指導者用タブレットPC
アプリ:MakeCode for micro:bit(TECH未来拡張版)
機 材:大型テレビ
教 材:ECH未来 基本セット コントロールボックス サーボモータ 赤外線センサ
リンク: MakeCode for micro:bit