【実施日】
令和3年11月22日
【学校・学年・科目】
戸頭小学校・5年生・算数
【目標】
「円の中心の周りの角の大きさ」に着目し、正多角形の性質を理解する。
【授業の流れ】
※前授業では、コンパス・分度器を用いて手がきで「正八角形」「正五角形」を作図した。
1. めあて。
2. 前授業で学んだ円から多角形をかく方法を確認。
3. Scratch3で作成したオリジナル教材を使用して、前授業で学んだ円から多角形をかく方法で多角形をかく。
(1)書きたい多角形の円の中心の周りの角度を計算する
(2)ブロックの入力欄に、計算した角度を入力して、緑の旗 をクリック
(3)想定した多角形が正しくかけるかどうかを確認。正しくかけたら「円の中心の周りの角の大きさ」と「正〇多角形」をワークシートに記載
(4) (1)〜(3)を繰り返して、何種類かの正多角形をかく。その関連性を確認する。
4. グループに分かれて、角の大きさと正多角形にどのような関係があるのかを確認する
5. まとめ、ふりかえり。
【成果と課題】
ツール(教材)を用いることで、手がきに比べて短時間かつ正確に多くの正多角形を試すことができた。また、正多角形の角数が増えれば増えるほど円に近づいていくことなど手がきでは気づきにくい特徴に気づくこともできた。
なお、本ツール(教材)はあくまで「手がきと同じ手順で多角形をかく」ためのものであり、プログラミング教育用ではない。プログラミング教育としては、本ツールのプログラムの内容を児童に見せ、「今やった手順をコンピューターで再現するにはこのように複雑なプログラムが必要である」ことを示しつつ、次の授業では「『正多角形のもう一つの特徴である 各辺の長さが等しい かつ 各内角が等しい』という特徴を使うともっと簡単なプログラムで多角形をかける」ことを伝えて、教科書の「プログラミングに挑戦」に示されている方法を試行錯誤する、という流れが考えられる。
《利用環境》
端 末:学習者用タブレットPC、指導者用タブレットPC
アプリ:Scratch3、Edge
機 材:電子黒板
教 材:円から多角形をかくオリジナル教材(Scratch3で作成)
リンク:★円から多角形をかく(Scratch3)