学校日記

高井小の児童のみなさんへ

公開日
2023/11/28
更新日
2023/11/28

校長室より

【一緒にもっともっと素敵な高井小学校にしていきましょう!】

 『心のとびらを開く』

 みなさんは心にとびらがあることを知っていますか。
 どんな人にも心にとびらがあるのですよ。しかもそのとびらには、とってはついていないのです。外から開けようとしても絶対に開かないとびらなんです。

 だから一度閉ざされると、外からどんな強い力で開けようとしても開かないのです。たたいても怒鳴っても絶対にだめなのです。

 人はどんな時、固く心のとびらを閉ざしてしまうのでしょうか。それはお友達からいじめられたり、仲間はずれにされたりして、人が信じられなくなったときではないでしょうか。

 では、どうしたら心のとびらは開くのでしょうか。実は心のとびらは内側から開くようになっているのです。心のとびらが内側から開く様子は、ちょうどお日さまの暖かさに花が咲くのに似ています。
 心のとびらをとざいてしまったお友達には、お日さまの暖かさが必要なのです。

 では、お日さまの暖かさってなんでしょう。

 みなさんは、イソップ童話の『北風と太陽』のお話を知っていますか。北風と太陽が話をしています。『下を向いて歩いている少年のマントをどっちが脱がせることができるか競い合おう』。どちらも自信満々です。

 始めに北風が試みます。北風は強風を巻き起こし、マントをはぎ取ろうとします。しかし、少年はマントをしっかり押さえてはなしません。
 次に太陽が暖かい日差しを少年に注ぎます。少年はポカポカ暖かくなってきたのでマントを脱ぎ、太陽が勝った・・・というお話です。


 人の心のとびらを開くのは、このお話に似ています。お日さまのような暖かさとはお友達への思いやり、やさしい言葉ではないでしょうか。

 心のとびらを閉じたままでは、お友達もできませんし楽しい生活も送れません。

 あなたの心はあなただけの宝物ですが、それはお友達や先生、お父様やお母様、家族の皆様、地域の皆様の温かい心や、やさしい言葉に触れたとき、初めてとびらが開き、宝物のように輝くのです。

 太陽のような『やさしさのシャワーがふりそそぐ学校』。そして、『高井小学校のすべての児童と教職員が、おはようからさようならまで安心して生活できる学校』。

 それが校長先生の理想とする学校です。

 そんな学校をこれからも一緒に作っていきましょう。

※今日は午後から『ソーラン節の引き継ぎ式』が行われます。今からとても楽しみです。
 また、3年生が社会科見学を行います。
 
 インフルエンザ等の流行が心配されますが、今日も子供たちの笑顔にたくさん出会いに行きたいと思います。