ひとり言
- 公開日
- 2024/09/11
- 更新日
- 2024/09/11
校長室より
さきほど、相談室にかわいらしい女の子が担任の先生に連れられてきました。担任から報告があり、心を落ち着かせるために・・。理由を聞くと、今朝、大切に育てていたペットが亡くなってしまったそうです。
それを聞いた直後・・・相談室に行き、その女の子を校長室に連れてきました。
校長:『そこに座って泣いていていいよ。気が済むまで泣いていいんだよ。』『何もしゃべらなくていいんだよ。』
女の子:『はい。』
校長:『授業はいいよ。そんな時もあるよね。〇〇さんは、本当に優しいんだね。そういうところがいいところだよ。』
女の子:『涙・・』
※いろいろな考え方があると思います。『泣いてないで元気出して、授業に行っておいで!』というのはとても簡単なこと。でも、私(校長)はその女の子の気持ちが落ち着くことを、迷わずに選択しました。今も目の前の校長室のソファーに静かに無言で座っています。何もしゃべらなくても安心していられる校長室。そんな校長室でありたいと、いつも願っているんです。勉強より大切なことって、たくさんありますよね。私のやり方が正しいかどうかはわかりません。でも、子供のペットを思いやる優しい、けなげな心を大切にしたいんです。
その女の子は、普段は元気に校長室に遊びに来てくれる子。だからこそ、安心して何も喋らずに安心して校長室にいられるのだと思いまう。
3時間目からは教室に戻ることを、『今』、校長に伝えてくれました。よ・か・っ・た!