学校日記

ひとり言

公開日
2025/03/31
更新日
2025/03/31

校長室より


【心の中の本当のひとり言】

 教育って・・・。正解がたくさんある。こうするのが一番いい教育だとか、教育はこうあるべきだとかは全くないと思う。だって、『教育』は【人と人との関りがすべて】だから。理屈や理論では語れないものだと思う。

 じゃあ、最上位に大切なことって・・・。何だろう?


 それは・・・子供たちの心の『安心・安全』かな。(もちろん、物理的な安全も。)


 子供たちが、安心して学校生活を送れること。これこそが、最上位だと思う。簡単に『安心して』って言っているけれど、これは本当に難しいことだと思っている。一人一人の子供たちが、学級に居場所があり、自分の個性を発揮することができ、先生との関係も良好で、友達と楽しく学校生活を送ることができる。それが、心の『安心・安全』なんだと思っている。これって、すべてクリアするのは本当に大変なこと。

 その重要な部分を占めている中に、『教師の存在』がある。

 特に、小学校は教師の存在はとっても大きい。だからこそ、『本気』で子供たちに関わっていかなきゃって思っている。

 小学生はまだ子供だけど、大人のことを本当によく見て感じているよ。本当に・・・。だから、信頼できない大人の言う事は信用しない。心の扉をノックしても、応えてくれない。信じられない大人の言うことはきかない。

 じゃあ、どうすればいいのだろう?

 それは・・・


 子供たちのことを丸ごと『大好き』になることだと思う。それが、すべての原点。

 『この先生、自分のこと大好きでいてくれているんだな』って子供たちが感じれば、自然によい関係が構築できると思っている。でも、それだけでも足らないんだ。


 後は何が?


 教師自身が信頼されること。子供たちに『あっ!この先生かっこいい!』『この先生すごい!』と思ってもらえる場面がないと、本当に信頼関係は生まれないかな。


 だからこその教師の存在意義。子供たちにとっての『かけがえのない』存在。そんな教師になれたらいいね。