学校日記

ひとり言

公開日
2025/03/09
更新日
2025/03/09

校長室より


【心の中の本当のひとり言】

 やっと・・・。卒業式の時の『学校長式辞』が完成した。やっとだ。今日は、朝早くからパソコンで打った文章を確認しながら、式辞用の用紙に清書をした。

 時間がかかったな・・・。1月からずっと考えていた。伝えたい事が多すぎて・・。迷った。悩んだ。

 内容は、だいぶ削ったつもりだけど・・・。少し長いかも。

 普段、子供たちの前で話す時は【できるだけ短く】を心がけているので、卒業式だけは許してほしい。

 清書しながらまた涙が・・・。別に自分が書いた式辞に感動している訳ではない。


 じゃあ、なぜ涙が?

 卒業式当日の子供たちの姿を想像するだけで涙が・・。止まらない。式辞の清書用の紙もぬれてしまった。でも、乾くよね。

 6年生の児童と一緒にいられるのもあと5日。いや、卒業式当日をぬかすと、あと4日。寂しい。本当に寂しい。

 金曜日の5・6年生の卒業式の練習の時の校長の話。そこでも、涙が。明日の予行練習も危ないな。

 

 どうしてそんなに涙が・・・?

 実は、6年生の子供たちの私(校長)を見つめるキラキラして澄んだ【視線】そして、【前向きで真摯な立ち居振る舞い】にやられてしまっているんだ。

 壇上に上がって子供たちの正面で話す時。誰一人脇目もふらず、私を見つめる視線。

 その視線が本当に温かくて・・・、ピュアで・・・。胸に突き刺さるんだよな。グッとくる。

 あと5日間もきっと、その『視線』にやられてしまうことだろう。

 でも・・・それでもいいや。最後まで・・・・。

   校長としてではなく、一人の人間、一教師としての

 【素のまま】の自分を子供たちに見てほしい。そう願っている。

 卒業式当日。自分の精一杯の思いをファイナルメッセージとして伝えたい。心を込めて・・。全力で・・。