学校日記

ひとり言

公開日
2023/04/25
更新日
2023/04/25

校長室より

 おはようございます。今朝も少し寒い1日のスタートになりそうです。
 高井っ子の皆さん。元気に登校してきてください。待っています。

 〜教職員に配付している校長通信より〜

【コップ半分の水】

 題名の『コップ半分の水』。ちょっと想像してみてください。今、真夏の太陽がギラギラ照りつける運動場で、1.000メートの距離を走りきったとします。着ているシャツは汗でびっしょり、暑さで意識はもうろうとしています。もちろん、のどはカラカラです。

 そんな皆さんの目の前に、一つのコップが差し出されました。そのコップの中には、半分だけの水が入っています。こんな状況に出くわしたとき、皆さんは、次の二つのうち、どちらのように考えるでしょうか。

 一つは、「のどがカラカラなのに、これだけでは飲んだ気がしない!」と思うか、もう一つは、「のどがカラカラなので、水がもらえるだけでありがたい!」と思うか。どうでしょう?

 同じ状況に置かれても、考え方や感じ方はさまざまです。私はどちらがよくて、どちらが悪いというのを言いたいのではありません。ただ、物事をどのように感じ、考えるかということはとても大切なことだと思います。

 たとえば、いいクラスをつくるために、一生懸命頑張っている担任の先生の中には、「こんなに頑張っているのに、全然クラスの様子がよくならない」と思っている先生がいらっしゃるかもしれません。そんな時、「もう、頑張るのはやめてしまおう。」と思うこともできますが、「クラスなんてそんなすぐに良くなるものではない。もうひと踏ん張りしてみよう」と考えることもできます。

 子供たちも、ちょっとした考え方や見方の違いで、自らの気持ちを高揚させることができるし、逆に自分を追い込んでしまうこともあるのだと思います。どのような状況に立たされても前向きな発想や姿勢、そして周囲への感謝の気持ちを大切にして、ぜひ、いろいろなことにチャレンジしてほしいと願っています。

     
※担任の思いに寄り添いながら、励ましていきます。背中を押していきます。
 そして、子供たちのすぐそばに足を運んで、今日もよい所をたくさん見つけていこうと思います。