大変ときもごまかさない
- 公開日
- 2022/09/13
- 更新日
- 2022/09/13
校長室より
高井小の児童の皆さんへ
ちょっと古い話になりますが・・・。
野村忠宏さんは、アトランタオリンピック、シドニーオリンピック、アテネオリンピックと続けて金メダルをとった素晴らしい柔道の選手です。日本の柔道チームは、前の日に試合があった選手が、次の日に選手の荷物を持ったり時間を知らせたり、いろいろな御世話をすることになっていたそうなのですが、それは金メダルをとった野村選手も同じだったそうです。
オリンピックで金メダルをとれば、インタビューや取材をたくさん受け、寝る時間もないほど忙しかったはずですが、野村選手はそんなときでも、その日戦う選手の御世話をきちんとやり、その選手の柔道着をとても丁寧にたたんで、大事にバックにしまっていたのだそうです。
また、元柔道日本代表の山下泰裕さん(この方もロサンゼルスオリンピックで、ケガで足をひきずっていたのに、金メダルをとった名選手です)は「全日本チームが目指すのは『最強の選手』ではなく、『最高の選手』」と仰っています。
柔道だけが強い「最強の選手」ではなく、柔道も強いけれど、人としても素晴らしい「最高の選手」という意味なのだと思います。
オリンオイックで金メダルをとるってとても大変なことです。そんなところに、インタビューとかテレビ出演とかがずっと続いたら、体はクタクタになっているでしょうね。
それでも、野村選手は自分のやるべきことを、他の人以上の丁寧さでやっていたのです。野村選手は、柔道は強いのはもちろんですが、心もまた強い人なのだと思います。
私たちは疲れていたり、忙しかったりすると、つい弱い自分の心に負けて、やるべきことをやらなかったり、ごまかしてしまったりすることがあります。そんなとき、「最高の人」になるということを思い出して、人として大事なことをきちんとできる、そういう人になりたいものですね。
自戒の念も込めて・・・。