学校日記

ひとり言

公開日
2026/03/05
更新日
2026/03/05

校長室より


 【心の中の本当のひとり言】


 昨日来てくれたたくさんの教え子達。

 その中の一人と、その子を担任している時。こんなことがあったんだ。


 ある日。欠席の連絡もなく、その生徒が登校してこなかった。

 朝の会が終わって、すぐに家庭に連絡。


私:『〇〇〇君、今日、まだ来ていないんですけど何かありましたか?』

お母様:『えっ?家は出たんですけど・・・』

(中略)

 実は、その子には以前から恋愛の相談を受けていて、その数日前、自分の気持ちを相手の女の子に伝えることができたんだけど・・・・


 うまくいかなかったんだ。


 その後、その生徒のお父様から学校に電話が。


お父様:『先生、お世話になっています。うちの息子。学校をさぼってどこかに行こうとしていたんです。息子が忘れ物を取りに家に戻って来た時に、ちょうど私がい  て会うことができました。』

私:『よかった。気持ちが落ち着いたら登校するようにお話しください。』

お父様:『わかりました。ご心配をおかけしました。』


 その後・・・放課後、その生徒がお母様と一緒に来校。


 私はその子の失恋のことをお母様にお伝えしました。本人は、気持ちを整理するためにどこかに行きたかったということ。


 そこで・・・お母様とこんな話をしました。(それが正解だったどうかはわかりません。)


私:『〇〇〇(生徒の名前)、明日さ、どこか行ってこいよ。お母様、この子を信じて明日だけ休ませてあげてくれませんか?』

本人:『涙』

お母様:『涙。わかりました。そうさせていただいてよろしいでしょうか。』

私:『この子が気持ちを整理できるのなら、信じて行かせてみましょう。』

お母様:『ありがとうございます。』


 その次の日。その生徒はお父様とお母様にお小遣いをいただき、一日遊んできたんだ。思い切りね。気持ちの整理をするために・・・。


 そして、その次の日から元気に登校することができた。(休んだ理由は、私とその生徒の秘密)


 何かあったら大変なことでしたが、その子を信じてよかった。その私の気持ちに賛同してくれたお父様、お母様にも感謝しています。


 教師って・・・。


 たまに『勝負をかける』場面があるんだよ。


 何かあったら『俺が全部責任取る』ってね。


 そんな『覚悟』を持って、今も校長の仕事をしています。