ひとり言
- 公開日
- 2024/09/01
- 更新日
- 2024/09/01
校長室より
明日の朝一番の全校集会で、子供たちにこんな話をします。
高井小の児童のみなさん。おはようございます。長い夏休みが終わり、今日こうしてみなさんの元気そうな顔を見ることができてとても嬉しいです。
9月の最初にあたり、みなさんにこんな話をします。
『ウサギとカメ』の話は知っていますか?どちらが勝つかというと、足の速いウサギではなく、足の遅いカメでした。まともに走ったらウサギが勝つに決まっているのに、ウサギが怠けて休んだりしているから負けたという話です。
では、そのウサギとカメがもう一度競走したら、どちらが勝つと思いますか?
もう油断しないので、ウサギが勝つと思いますね。でも、校長先生はもう一度勝負してもカメが勝つと思っています。
みなさんはどうしてだと思いますか?
校長先生はこのように思います。ウサギはカメばかり見ている。つまり、競走する相手だけを見ている。それに比べてカメは、相手がウサギであろうと誰であろうとゴールだけ見ている。だから、脇目も振らず、一直線にゴールを目指すことができ、結果的に勝つと。どう思いますか?
そして、この考え方はいろいろな場面で役に立つぞとひらめき、高井小の子供たちに聞いてほしい、そう思いました。
つまり、何かをするときに、周りの人を見て、あの人があれくらいしかやっていないのだから、私もこれくらいでよいかと考えたり、やっていない人もいるから私もやらなくていいやと考えたりするのでは、本気でないですからウサギのように負けるかもしれません。
自分がやりたいレベルはどれくらいか。目標はどれくらいかを取り組む前によく考えましょう。そして、それに向かって頑張ろうとする子になってほしいです。
9月から冬休みまでの4か月間の中には、9月24日・25日に実施予定の5年生の宿泊学習。10月2日・3日に実施予定の6年生の修学旅行。そして、10月10日に予定されている1年生のこぼれびの森ハイランドへの校外学習。更に、10月26日のどんぐりっこ祭りなど、いろいろな行事が計画されています。
すべての行事をみなさんの力で成功させてください。
最後に、自分の命も人の命も差別しないこと。まず、誰かに優しくしてみよう。誰かに優しくしていれば、いつかその優しさが自分のところに戻ってきます。
今日からまた、学校生活の様々な場面で高井小の児童のみなさんの光り輝く姿・笑顔が見られることを今から楽しみにしています。
みんなで心を一つにして生活していきましょう。終わります。 という、内容の話をします。
※これは誰にも言っていないことでしたが、子供たちの前で話す時は、朝、誰もいない校長室の中で何回も、何回も・・・読む練習をするんですよ。教職員も知らないと思います。
卒業式や入学式の時は、何日間にも渡って何百回も・・・。言葉に自分の精一杯の思いを乗せられるように・・。