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小中合同児童生徒引き渡し訓練を実施しました。

公開日
2023/04/28
更新日
2023/04/28

学校行事

 藤代中学区の小学校と連携し、保護者の皆様にご協力いただき、災害発生を想定しての避難訓練を実施することができました。
 生徒たちは、真剣に避難訓練を実施し、保護者への引き渡しも計画通りに実施することができました。


 避難訓練後に実施された集会での校長先生の話を掲載いたします。

 今日の避難訓練は、保護者への引き渡し方法や 災害に対する心構えを 確認することが目標です。小学校と合同で実施し、おうちの方にも協力いただいています。保護者の皆様、ご参加いただき ありがとうございます。

 12年ほど前、「千年に一度」という大きな地震、東日本大震災が起こり、甚大な被害を受けました。最近では、南海トラフ地震という 大きな地震がおこることが 危惧されています。地震をはじめとした自然災害は、いつ、どこで、どのように発生するかわかりません。地震の発生を防ぐことはできないので、日頃からの備えによって、その被害を できる限り小さくすることが重要です。このような考え方を「減災」といいます。

 今日の訓練は、学校にいるときに地震が発生したという想定で行いましたが、地震が学校にいるときに発生する確率は10%程度と言われています。休日や深夜、あるいは自分一人で家にいるときに 地震に遭遇する確率のほうが高いのです。従って、学校以外の場所で地震に遭遇したときに、自分の命を守るために、どのような行動をとったらいいのか 判断できるようになってください。
また、みなさんは、中学生として、地域から保護されるだけでなく、地域を支える役割も期待されています。自分たちよりも幼い園児や小学生を誘導して避難したり、高齢者の方に何かできることはないだろうかと考えたりすることで「減災」につながると思います。

 今日の避難訓練を通して、地震に遭遇したときに気を付けることはなにか、災害に備えてできることはなにか、災害時に地域を支えるためにできることはなにかを、一人一人考えてみてください。