夢中になって取り組んだ、サツマイモ堀り。

　担当スタッフが、折れたスコップがそのままにされていたことをキッズに伝えます。

　誰も、何も言いません。

　これは、ものすごく価値ある教育ができる瞬間です。

　スタッフ「一生懸命おイモを掘ってて、折れちゃったんだから仕方ないこと。

　　　　　　わるいことなんて全くない。

　　　　　　『折れちゃいました、すみません』って自分から言えることが大事だね」

　スタッフは、じっと待ちます。給食の時間になってもまだわかりません。

　校長室に、１年ボーイがやってきました。

　１年ボーイ「おイモ掘ってる時に、

　　　　　　　もしかしたら足で踏んじゃったかもしれないんだ。　ごめんなさい。」

　校長「キミは全くわるくないよ、むしろ、ありがとう！！！

　　　　僕かも？？って話に来てくれたんだね！！！　うれしいなあ！

　　　　今日は、キミが山王小のヒーローだね！　　ホント！かっこいい！！！」

　えいっと一歩踏み出す勇気。ドキドキしたでしょう。

　１年ボーイが、大きく成長した瞬間です。

　１年ボーイ「６年生、５年生、、、、みんなに僕のこと言っていいよ！！！」

　さすが！　　山王小のヒーローです！！！　他学年キッズからも拍手喝采でした。